「ブランディング動画を作りたい」とお問い合わせをいただくことが増えています。
しかし、いざ制作に入ろうとすると「何を伝えたいのかが定まっていない」というケースも少なくありません。動画は後から作り直しがききにくいので、撮影前の準備がとても大切です。
今回は、ブランディング動画を依頼する前に整理しておくと、制作がスムーズに進む3つのポイントを、業界別の具体例とあわせてまとめました。
ポイント1:動画を「誰に」見せたいかを決める
ブランディング動画と一口に言っても、見せる相手によって作り方はまったく変わります。
- 採用候補者向け → 社員のリアルな声・働く環境・オフィスの雰囲気を見せる
- 取引先・パートナー向け → 技術力・品質管理・工場や現場の様子を映す
- 一般消費者向け → ブランドの世界観・使用シーンを感じさせる
- 投資家・金融機関向け → 代表のビジョンと事業の将来像を伝える
業界別の例
| 業界 | 典型的な「誰に」 | ポイント |
|---|---|---|
| 製造業・BtoB | 取引先の購買担当・技術者 | 品質・生産体制・歴史を見せる |
| 美容・医療 | 新規来院を検討中の見込み客 | 清潔感・院長の信頼感・施術の雰囲気 |
| 飲食・食品 | エンドユーザー・バイヤー | 食材のこだわり・作り手の顔・現場の空気 |
| IT・スタートアップ | エンジニア候補・VC | プロダクトの思想・チームの文化 |
「誰に見せるか」がはっきりしていないと、結果として誰の心にも届かない動画になってしまいます。最初の打ち合わせで、私たちがまず時間をかけて一緒に整理するのは、この一点です。
ポイント2:動画を「どこで」流すかを決める
意外と見落とされがちなのが、配信先の検討です。
- 自社のWebサイトのトップに流すのか
- YouTubeチャンネルにアップするのか
- 展示会場の大型モニターで流すのか
- 営業担当が商談の最初に見せるのか
- 採用説明会のオープニングで流すのか
配信先によって、最適な尺・音声の有無・画面比率が大きく変わります。
- Webサイト → 30〜60秒の短尺、音ありでも音なしでも成立する作り
- 展示会 → 音なしで意味が伝わるキャプション重視の映像
- YouTube → 3〜5分の本格的なストーリー型
- 商談 → 1〜2分のコンパクト版、音あり前提で熱量を込める
- 採用説明会 → 5分前後、イントロのインパクトを強めに
「どこで流すか」を最初に決めておくと、撮影内容も編集の方向性もぶれません。
ポイント3:「達成したいこと」を一言で言えるようにする
最後に、これが一番大切です。
「この動画を作って、何が達成できたら成功だと思いますか?」
この問いに一言で答えられるかどうか。これが動画制作の成否を分けます。
答えの例
- 「採用エントリー数が前年比1.5倍になる」
- 「展示会で配布したQRコードからの問い合わせが10件来る」
- 「商談の成約率が10%上がる」
- 「新規来院の予約が月5件増える」
- 「既存のお客様に紹介動画として送ってもらえる」
数字でなくても構いません。「社員が誇りを持てる動画にしたい」でも立派な目的です。大切なのは、関係者全員で「これが完成形だ」というイメージを共有できることです。
逆にNGなのは、「とりあえずブランディング動画があったらいいなと思って」という漠然とした動機。これだと何を作っても納得感が出ず、完成後に「思ってたのと違う」が発生します。
まとめ
ブランディング動画を作る前に整理しておきたい3つのこと:
- 誰に 見せたいか
- どこで 流すか
- 何を達成したい か
この3つが定まっていれば、制作はスムーズに進みます。逆にここが曖昧だと、何度も修正が発生し、結局誰にも刺さらない動画になりがちです。
もし「この3つを整理する段階から相談したい」というご要望があれば、それも含めて承っています。動画制作のヒアリングそのものが、ブランドの本質を言語化する時間 になることも多いです。
ブランディング動画のご相談は ブランディング動画ページ から、または お問い合わせフォーム からお気軽にどうぞ。ヒアリング・お見積りは無料です。
